退職代行を使ったこと、後悔はしていない
退職代行を使って会社を辞めた。
「そんなの甘え」と思う人もいるかもしれない。でも、あの状況の中で僕にできた最善の選択だったと、今でも思っている。
なぜ自分で言えなかったのか
スタートアップで3年働いた。最初は本当に楽しかった。
でも、あるとき気づいた。毎月給料日になっても、何も感じない。振込を確認して「ああ入った」で終わる。それが嬉しくも悲しくもなくなっていた。
辞めたいと思ったのは、その「無感動」に気づいた日だった。
問題は、言い出せないことだった。
代表は熱い人で、「仲間を大切にする」が口癖だった。その言葉を信じて入社したし、チームメンバーも好きだった。「辞めます」と言った瞬間にその場の空気が変わることを、想像するだけで声が出なくなった。
LINEで送ることも考えた。でも既読になって返信が来たら、と思うとそれもできなかった。
退職代行を知ったのは偶然
友人のツイートで退職代行サービスの存在を知った。
最初は「こんなサービスが本当にあるのか」と半信半疑だった。でも口コミを読んでいくうちに、「これでいいんだ」と思い始めた。
「辞める意思を伝える」ことは、自分でやる必要はない。自分の気持ちは、他の誰かに代わりに伝えてもらってもいい。
深夜にLINEで問い合わせた。担当者がすぐ返信してくれた。翌朝、会社に連絡が入った。

あの朝のこと
担当者から「会社へ退職の意思を伝えました」というLINEが届いた朝、僕はベッドの上で天井を見ていた。
なんの感慨もなかった。ただ、「終わったんだ」とだけ思った。
怒られるかな、という不安があった。会社から電話がくるかもしれないと思っていた。でも来なかった。離職票が郵送で届いて、それで全部終わった。
後悔はしていない、でも
使ったことへの後悔はない。あの選択は正しかったと思う。
ただ、もし時間を戻せるなら、もう少し早く「限界です」と誰かに言えたらよかったと思う。一人で抱えすぎた。誰かに相談するだけでも、違ったかもしれない。
今は転職活動をしながら、このブログを書いている。次は、「給料日が楽しみな仕事」に就きたいと思っている。
それだけで、十分だ。
たける
元ITエンジニア / 転職活動中
28歳でスタートアップを退職。毎月の給料日に何も感じなくなった日に決意しました。退職後の不安も全部ここに書いていきます。